小説やエッセイを読むときと、ビジネス書を読むときとでは、読み方が少し違ってきます。そのことを私は全く知らなかったので、ビジネス書を読むのに随分と要らぬ苦労をしていた気がします。
ビジネス書は隅々まで読破しなくてもいい、そんな考え方を知って、ビジネス書ともっと仲良くなれるキッカケをくれる本です。
本の要約(一言アウトプット)
ビジネス書とは、どの様に読むべきか。どの様に読めば自分の成長につなげることができるのかについて書かれています。
自分に必要なところを抽出し、そこに線を引く。1冊の本から、たった1本引けるだけで、その本はもう十分に自分にとって価値があります。
本への質問1 どうすれば、たくさんの文章の中から1本の線を引けますか
1本の線を引く場所を探す上で、内容が面白いかどうかは関係がない。
全体を読もうとせず、自分が知りたいこと、必要な情報が何かを知った上で、その必要な情報がどこに乗っているかを探しに行くつもりで読む。最初から読まなくていい。
本への質問2 途中で読むことを挫折してもいいのはなぜですか
次の二つの理由から、途中で挫折することを気にする必要がない。
すでに能動的な読み方をしているから。
能動的な読み方をしているということは、能動的な頭の使い方をしているということ。新しい知識や実践したことがないノウハウを理解したくて本と向き合っている。その時点で頭の回路は能動的になっている。能動的に本を読むことは、非常に価値がある。
「わからない」ことを「わかる」地点がスタート。
すでに知っていることや、簡単に理解できることならば、読書を途中で挫折することはない。内容が今の自分にとって難しいから、途中で挫折をする。挫折をするが、そういう場合に人の脳は「わからない」まま放っておくことができない。自覚はなくても、脳は自分が知りたい、理解したいと思うことを分かろうとする。すると、自分に必要な情報が自然と集まってくる。
本への質問3 名著とはどんな本ですか
名著とは、多くの人に長い期間にわたって支持されている本のことである。そういう本は、各分野のそのものの概要や、王道がわかる様な作りになっている。
つまり、世の中の多くの人が参考にしている、その分野における一つの基準を示している本。
気づきと実践すること
ビジネス本の感想については、「面白かった」や「つまらなかった」というのは、あまり意味がなく、将来的な発展性を感じれたのかどうかが重要。
その本から何を感じたのか、自分の世界をどの様に広げられそうかを答えたい。
1冊の本から自分に必要な部分を切り出して、それを自分の中に練りこんで行く、これこそが読み手がすべきこと。
本と読者の関係とは、主従関係で例えるならば自分自身は主、本は従事者であるべき。
以上です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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