「共感できることは、嬉しい」ということ

考えていること

 

アウトプットがもたらす変化について感じたことがあったので、忘れない様に書き留めておきたいと思います。

 

アウトプットが現実世界に変化を与える

先日に読んだ「学びを結果に変えるアウトプット大全」に書かれていた内容を引用します。

 

(引用ここから)

インプットすると、脳の中の情報や知識が増えます。しかし、インプットだけでは、現実的な変化は何一つ起きません。

一方、アウトプットは「行動」です。アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。

(引用ここまで)

 

本を読んでそれを人に伝える、というのもアウトプットなのですが、「現実世界に変化や影響を与える」なんていうと、なんだか大袈裟な気がしませんか。

私は、本を読んだ時に、ちょっとそんな風に思うところもありました。

 

けれど、読書の学校で他の方のアウトプットを聞いた時に、それは本当なんだなと実感することがありました。

 

私が読んだ本で紹介されていた、オススメの本の読み方として次の様な内容を紹介しました。

1テーマで5冊読む。3冊読んだら「ちょっと詳しい」程度、5冊読んで「結構詳しい」レベルに達することができる、

そんな内容でした。

その内容を聞いた方が、数日後に選んだ本の選定理由で「先日のアウトプットに、一つのテーマで理解を深めようと思ったら最低5冊とあったので、もう少し読まなければと思って同じテーマで別の本を選んでみました」と発表されました。

 

1テーマで5冊読む、というのは、私自身「そうなのか、なるほどなぁ」と思うところがあったので発表したのですが、その方も同じ様に共感してくださった様でした。

これを聞いた時、「あっ、現実世界に変化があった」と感じました。

私の発表を聞いて、他の方がその内容に共感して、現実世界でのその方のアクションが変わった、そのことをはっきりと感じた出来事でした。

 

またある時、別の方が私の発表を聞いた後に、こんなことを言われました。

「今紹介があった本は、自分も過去に目に止まったことがあるのだけれど、タイトルからなんとなく自分の今読みたいものと違うなと思って、手に取らなかった。けれど、発表を聞いてみて、自分が求めていた情報があったんだとわかった。それは、ただ自分の食わず嫌いなだけだった。」

 

私が発表したことの中に、その方が関心を持っているテーマとヒントがあり、その方の考え方にほんの少し影響を及ぼした、その様に感じました。

 

共感してもらえる、それが嬉しい

 

この体験から私が感じたことは、次の様なことです。

 

・自分が共感したことを話して、聞いてくれた相手がそれに共感してその人の行動や考えが変わる(その人にとって良い方向へと変わる)って、とても嬉しい

 

・「本を読んで、それを人に話す」、たったそれだけのことでも、人に良い変化をもたらすことが現実にある

 

 

改めて考えてみると、その様なことは日常生活の中でもありふれた風景です。

 

「新しく上映されたあの映画、すごく良かったよ!」

「そう、それなら私も今度の週末に観に行ってみよう」

 

「この前買ったあの漫画、めっちゃ面白かった!」

「そんなに面白いの?読み終わったら、私にも貸して読ませてよ」

 

こんな会話、ごくごく普通にありますよね。

自分の発信した情報が同じ価値観を持った他の誰かに共感され、その人に良い影響をもたらしてくれることがある、それが嬉しいと感じることができたことが、私にとってはとても大切なことの様に思えました。

 

ありがとう。共感してくれて、嬉しいです。

 

言うのはちょっと照れ臭い気もしますが、次また誰かが共感してくれた時には、そんな風に言葉を返せたらいいな、と思います。

 

 

以上です。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。